台風に耐えられる?台風上陸前に 屋根の状態を確認『浜松屋根工事店』
2023年8月9日更新
💭屋根の色が褪せてきたけれど、問題ないだろうか…
💭去年屋根のトタンが強風で音を立てていたけれど
今年は耐えれるのだろうか…
そんな、”見て” ”聴いて” 分かる症状がある方や
症状が出ていなくても心配な方へ
これから台風シーズンに入る前に
確認・対処する必要があるかもしれない項目 を紹介していきます。
被害を未然に防いで家にもお財布にも優しくしましょう!
1.強風で起こる被害
まずは屋根にも種類が存在し、
自宅の屋根はどれに当てはまるかを確認しながら
放置した際の被害を見ていきましょう。
■瓦屋根の場合
被害:防災瓦でない/未固定の瓦の落下
防災瓦というものを使用していれば、台風の被害に見舞われ難くになるよう設計されています。また、瓦の固定が施されている物件では、無固定のものよりも比較的丈夫となっていて、2022年1月1日に、新築の建物では全ての瓦を固定することが義務化されている為、この日付以降の新築物件等は、瓦落下の可能性は低いと考えて良いでしょう。
ただし、思わぬ衝撃や施工不良など例外がありますので、安心できるという意味ではありません。信頼できる業者へメンテナンスや点検を依頼することが、比較的安心できる動きとなりそうです。
”要注意業者を知って安心できる業者を探せる”
以前の記事はこちら▼
【気を付けて!】こんな屋根工事業者は要注意!
■スレート屋根の場合
被害:屋根材の剥がれによる落下
台風の被害に関しては、最も報告が多い屋根材です。
屋根材として多くのメリットがあるスレートですが、
台風などの強風に対しては、十分な対策をしておくべき屋根となっています。
※スレート屋根とは
メンテナンスを行い、釘が緩みなく打ち付けられていれば、隙間が原因の破損リスクは低いのです。
しかし、釘が傷んで隙間が空いてしまうと、
軽いスレートの屋根材では強風の影響を大きく受け、破損しやすくなってしまいます。
そのようなこともありスレートではおおよそ5年に一度程度の
”点検”をお勧めします。
「瓦が飛んでしまった」なんてことがニュースで目に付くことがあるかもしれませんが、実は「台風に弱い」という屋根は、他にも存在します。イメージがつかない分ご存じない方も多いので、ぜひ親しい方などに共有していただければと思います。
■金属屋根の場合
被害:棟板金の剥がれ
基本的に軽い屋根材の為、何かしらの不具合があった場合に台風などによる
風災被害が出る確率が高い可能性があります。
塗装状況による腐食の進行などもあるため、
おおよそ3年に一度程度の
”メンテナンス”ではなく”点検”をお勧めします。
施工タイプによっては強度が高い場合もあるので、
一度「屋根・外壁0円診断」を受けるなど、
安心や早期対策ができるように行動を起こしても良いもしれません。
※棟板金とは
■アスファルトシングルの場合
被害:経年劣化&強風によるめくれ
アスファルトシングルはシート状の屋根材となっており、
接着剤や釘を用いて固定し、耐久性/耐候性/防水性/耐震性に優れています。
※アスファルトシングルとは
ただし接着剤を使用している場合があるアスファルトシングルでは、
施工のクオリティーが不十分だと風によるめくれや破損が起きやすくなるため、
「強風弱い」という弱点があります。
その中でも耐久年数は近年では20~30年と言われていますが、
悪天候など劣化が早まる場合がありますので、
10~15年周期でのメンテナンスや強風後の点検などを行えば安心できるでしょう。
この性質から金属屋根と似て、メンテナンスが行われていれば、
基本的な問題ないということになります。
「💭メンテナンスした覚えがないし、そろそろメンテナンス時期かもしれない…」
ということであれば懸念されたほうが良いかもしれません。
2.台風前の備え・確認事項
■いざ、被害が出る前に家を一周
屋根の劣化を目視
・色褪せ
・ひび割れ
・反りなどで浮きやめくれが起き、隙間が空いている
・コケが生えている
・ボロボロと破片のようなものが
屋根にのっている(瓦の場合)
など劣化の傾向が見て取れる場合は、台風前の点検をお勧めします。
病気と同じで見える症状が出ている場合、
雨漏りなどの家の機能に障害が出る一歩手前である可能性があるため、
多額の費用を発生させないためにも、早急に点検依頼することが大切ですね。
家の周りから異変を探す
・4㎝程の釘が落ちていないか
・ボロボロとした破片が落ちていないか
(瓦の場合)
4cm程の釘が落ちてる場合、屋根の固定している釘が外れている可能性があります。
また、瓦では漆喰が一部使われており、
劣化で崩れ落ちたものが破片として落下している可能性があるためです。
まとめ
今回紹介しましたように、台風などの強風で破損してしまうケースや、
破損のきっかけができてしまうかもしれない…そんな季節が今年も来ようとしています。
大事なご自宅を、長く住める心地良い物件として保てるように、本記事がお役に立てたら幸いです。